皆さんは一人前のプログラマーになるための必要な努力を知っていますでしょうか?
必要な努力量を知らなければ、いくら頑張っても上手くいかなかった時に挫折してしまうリスクがあります。
今回、プログラマーとして一人前になる必要な努力と捨てるべき3つの習慣を紹介します。
Contents
1つの分野をマスターするには1万時間の努力が必要
皆さんは”1万時間の法則”について、ご存知でしょうか?
ある分野を極めるために掛かる時間は1万時間と言われています。
スポーツ、研究、音楽、絵、そしてプログラマー 、あらゆる分野で活躍する一流の多くは下積み時代に1万時間の努力を達成しているのです。
そして、この1万時間の法則は才能に関係なく、何歳から始めても有効に働きます。
一人前のプログラマーになる目安は3年~4年
前項で紹介した”1万時間の法則”について計算すると、未経験プログラマーが一人前になるには3年~4年となります。
1日10時間、年間250日働いた場合だと4年で1万時間達成することができます。
プログラマーは自宅で勉強できる環境もありますので、土日もプログラミングの勉強をしていれば早く達成できるでしょう。
そう考えると一人前になるには、かなり努力しなければならないことがわかります。
義務教育の勉強時間は1万時間と言われている
世界中の義務教育に掛かる時間も1万時間と言われており、やはり一人前になる目安であることがわかります。
それでも、1万時間まで努力を続けることは難しいことです。
営業など働きながらプログラマーになる場合だと仕事終わりの数時間と土日の休日しか時間は確保できません。
その場合、少しでも努力する時間を確保できる3つの捨てるべき習慣を紹介します。
早く一人前になる3つ捨てるべき習慣
まず、時間が取れない人は3つの習慣に当てはまるか確認しましょう。
私もついやってしまいがちですが、辞めてみるとかなり時間を有効に活用できるようになりました。
1万時間達成にはタイムマネジメントの能力を鍛える必要があります。
①パチンコを辞める
パチンコはハマりだすと多くの時間を浪費するギャンブルです。
しかも、基本的に何も考えずに打ち出される玉を眺めているだけなので、新しい発見も教養も生まれないことがほとんどです。
日頃のストレス発散には良いかもしれませんが、出費も掛かるし運動不足気味になります。
少しずつパチンコに行く回数を減らせば努力する時間を多く確保できるはずでしょう。
②スマホゲームを辞める
電車や食事中にスマホゲームをしている人をよく見かけます。
これもパチンコと同じで気晴らし程度に遊ぶのなら良いのですが、依存症レベルにハマる人は少なくないと思います。
私の職場でも仕事以外は4つのスマホゲームを遊ぶ人がいます。
その人は一緒にお昼を食べている間も、デスクに戻るときも歩きながらスマホゲームをしています。
何も残らないことに熱中するより、スキルアップにつながることをでスキマ時間を有効活用しましょう。
③読書をしない
何かを極めるには様々な視点からものごとを見る力を養う必要があります。
プログラミングであればアルゴリズムや読みやすいコーディングテクニックなどの本を読むことになりますね。
本は著者の人生で培った経験や攻略方法が記されています。
それを読んで実践すれば同じような成功を手に入れることが可能というわけです。
読書をしなければ、自分の経験でしか戦えないため、本を読むことはとても重要になります。
ブラック企業に2年で1万時間手前まで働いても一人前にならなかった話
私は地方メーカーのブラック企業で2年間弱、死にそうなほど働きました。
最低8:00~22:00まで毎日14時間以上、長い時は18時間まで働くことが当たり前になる職場です。
合計で約8000時間ぐらい仕事をしていましたが、全く何のスキルも身につくことはなかったです。
ただ、時間を掛ければ良いのではなく、集中しなかれば何も意味をなさないことを体験しました。
プログラマーに転職して3年である程度は理解できるようになった話
ブラック企業を辞めて、未経験でソフトウェアプログラマーに転職しました。
残業は1~2時間程度でまだ3年経っておらず、1万時間まではあと2年ぐらいありそうですが、そこそこのプログラミング能力を身につけていると実感します。
一人で自動テストプログラムを作成したり、不具合原因も自力で発見、修正できるようになりました。
まだ、最適な読みやすいプログラムを作成できるレベルではありませんが、先輩達に教えられながら日々成長しています。
1万時間の努力できなくとも一人前に限りなく近づくことは可能
私の経験を2つ紹介しましたが、好き嫌いで身に付くスピードはかなり違ってきます。
もし、今の仕事が嫌で嫌で仕方がない場合、その仕事を働き続けることオススメしません。
3年は我慢して働いても(たとえ1万時間達成しても)身に付いたスキルは一人前でない場合があるからです。
今日からでも、将来の自分のために行動を始めることが大切だと私は感じます。
今回、1万時間の努力と捨てるべき習慣についてもっと知りたい方は、こちらの本に詳しくまとめられています。
『必ず食える1%になる方法』著:藤原和博 ちくま文庫