
Pythonのプログラムファイルを作成して実行するとき、「ターミナル」を立ち上げてスクリプトがある階層まで移動する作業が面倒に感じたりしませんか?
実はスクリプト上で直接Pythonを実行(ファイル名.pyをダブルクリック)させる方法があります。
これを使えばわざわざ「ターミナル」を立ち上げる必要もなく、コマンドでPythonスクリプトを実行させる面倒も無くなります。
今回はその方法について紹介します。
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MacのPythonをダブルクリック実行するには
Pythonで作成したファイルをダブルクリック実行する方法はとても簡単です。
Python3をインストールした時にデフォルトで"Python Launcher3.app"というアプリが一緒についてきたはずです。
この機能を利用する事でファイル上からPythonを実行する事が可能になります。
実際の手順については次で説明します。
ダブルクリック実行する手順について
"Python3"がインストールされていて実行可能な環境である事が前提となります。
1:実行したいPythonファイルを用意します。
中身は空っぽでもOKです。
拡張子が『.py』になっていれば問題ないのでメモ帳などから「名前をつけて保存」→「ファイル名.py」でPythonファイルを用意しましょう。
2:実行するPythonファイルを右クリック
3:「情報を見る」をクリックします。
4:ファイル情報が表示されるので「このアプリケーションで開く」を▼マークで詳細メニューが開きます。

5:「◯◯◯(デフォルト)」をクリックして「Python Launcher 3.app」に変更します。

6:「同じ種類の書類はこのアプリケーションで開きますか?」と聞かれると思います。
これは拡張子『.py』の全てをダブルクリックした時に「Python Launcher 3.app」で自動起動させるかを聞いています。
他のPythonファイルでもダブルクリック実行したい人は「Python Launcher 3.app」を設定しておく事をお勧めします。
これでPythonファイルをダブルクリックしたらプログラムが実行されるようになりました。
「Python Launcher 3.app」の設定が初期状態なら実行の際に「ターミナル」開くかと思います。
開かないようにしたい場合は「Preferences」という設定画面で「Interpreter:」項目の「Run in a Terminal window」チェックを外せば解決します。
これでMacのターミナルを開かなくてもファイルをダブルクリックで実行できる
ダブルクリックだけでPythonが実行できるようになる事で「ターミナル」を開く面倒な作業が解消されましたね。
Windowsではダブルクリックしたら勝手にプログラムを動かしてくれましたがMacだとひと手間かかりますね。
ひたすらにファイルを開いて中身を別フォルダへ移動させるプログラムがあったとして、このプログラム実行をダブルクリック1回で済ませられるようになります。
少しでも無駄な時間を省きたい、面倒ごとを避けたいPythonプログラマーにとってはとても便利な機能なのでぜひ使ってみてください。
Python LauncherはPythonインストーラからインストール可能
今回紹介した「Python Launcher 3.app」はPython公式ページからダウンロード、インストールすることで使用することができるようになります。
HomebrewでPython3をインストールしたmacにはPython Launcher 3.appは入っていないので注意が必要です。
もし、自分のmacがHomebrewでPythonをインストールしているかわからない場合は下記のコマンドをターミナルで実行してみてください。
pyenv --version
これでエラーなく表示された場合はHomebrewでPythonがインストールされています。
どうしてもpyスクリプトファイルを直接ダブルクリックして実行したい場合は下記のPython公式サイトからインストーラをダウンロードして、macにインストールしましょう。
インストールの方法は下記のサイトがわかりやすいのでオススメです。
Pythonインストール(Mac編)
また、pyスクリプトをプログラムファイルに変換してダブルクリック実行できる方法も紹介しています。