
ここでは「Python」をインストールする手順について説明していきます。
この手順はMacユーザに向けての説明になりますので、Windowsユーザの場合だと別の手順になります。
「Python」をインストールするには何をすればいいのか?
どういう風に環境が構築されているのか知りたい。
独学で「Python」プログラミングを行いたい初心者など
できる限りわかりやすい説明を心がけていきたいと思います。
このインストールが完了する事ができれば、当サイトで紹介する「Python」のソースコード(プログラム)を実行したり、編集して勉強する事が可能になります。
ぜひ、この機会にあなたのMacに新しい遊び道具を追加してみてください。
Contents
まずは今回インストールする"Python3"の紹介
まずは実際にインストールする「Python3」について説明をしていきます。
現在(2018年)のPythonには2つの種類があります。
それは「Python2」「Python3」です。
Macには最初から「Python2」がインストールされています。
これでもプログラミングを書く事が出来るのですが最近追加された機能が使えない事があります。
Pythonに追加される新機能はプログラミングを楽に分かりやすくしてくれるものばかりです。
そして2020年にはサポート終了するという事もあって、できれば最新のバージョン「Python3」でプログラムを書く事をお勧めします。
Pyrhonを管理するソフトをインストール
MacでPythonを動かすようにするには3つの環境を構築する事が一般的となっており、今回はそれに従って説明していきます。
まずはパッケージ管理を行う「Homebrew」というツールをインストールします。
これはPythonなどのソフトウェアを管理するためのもので、Python以外の様々なものを管理できるようになります。
そして「Homebrew」の機能を使って「Python3」をインストールします。
これで環境構築が完了したと思ってしまうのですが、実は1つインストールしなければならないツールがあります。
それは「pip3」と呼ばれる「Python3」のモジュールを管理するツールになります。
モジュールとはPythonが持っている様々な機能です。
具体的には「メールの送受信する機能」、「ファイルをコピーする機能」、「ファイルを編集する機能」などが各モジュールに含まれています。
その1つのモジュール内に「メール送信者を決める機能」「メール受信者を決める機能」などが備わっているのです。
これらの機能は全て「pip3」というツールに管理される仕様なので「Python3」には必ず必要なものになります。
これは「Python3」の中だけで使用するモジュール管理ツールになります。
つまり、「Python3」の環境構築には、
「Homebrew」:Macにインストールするソフトウェア管理ツール
「Python3」:Python行うプログラミング言語ツール
「pip3」:Pythonにインストールするモジュール管理ツール
3つのツールをインストール必要があるのです。
その手順については次で説明して行きます。
Macに必要な3つの作業手順
使い方は「ターミナル」というMac標準アプリに新しいコマンド機能を追加させるものと考えて大丈夫です。
そして「Homebrew」「Python3」「pip3」のインストールは全て「ターミナル」を使用して行います。
「Homebrew」インストール手順:
1:「Homebrew」のホームページに行きます。
HP:Homebrew(ソフトウェア管理ツール)
URL:https://brew.sh/index_ja
2:ホームページ上にあるコマンドをコピーします。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
3:「ターミナル」を開き、コマンドをペーストしてEnterキーで実行します。
4:パスワードを聞かれますのでMacにログインする時のパスワードを入力しましょう
5:これであなたのMacに「Homebrew」がインストールされます。
「Python3」インストール手順:
1:「ターミナル」を開きます。
2:下記のコマンドを打ち込みEnterキー実行を行います。
brew install python3
※「Homebrew」のインストールに失敗していると『brew』コマンドは失敗します。
3:これでMacに「Python3」がインストールされるのでしばらく待ちましょう。
「pip3」インストール手順:
実は「Homebrew」から「Python3」をインストールした段階で「pip3」も一緒にインストールされているため特に何もすることはありません。
これであなたのMacには最新バージョンのPyhtonがインストールされたことになります。
うまくインストール出来たか確認する方法
ちゃんとインストールできたか確認したい場合は「ターミナル」で以下のコマンドで内容を見る事ができます。
which brew
「Homebrew」がどこに保存されたか表示します。
which python3
「Python3」がどこに保存されたか表示します。
which pip3
「pip3」がどこに保存されたか表示します。
「Python3」「pip3」のバージョンを確認したい場合は以下のコマンドで内容を見る事ができます。
python3 --version
「Python 3.◯.◯」とバージョンが表示されます。
pip3 --version
「pip ◯.◯.◯ from [Python3の保存先情報]」が表示されます。
・あなたのMacにPythonに100%の能力に目覚めました!
おめでとうございます!
これでMacでPythonを実行する事ができるようになりました。
自分でプログラムを書いたり、ネットにアップされているPythonプログラムを拾って動かしたりして実感してみてください。
・プログラミングで実現できる事
環境が整ったけど何をすればいいのかわからない。。
実際に何ができるの?
独学でプログラミングを始める人は必ずこの疑問にぶち当たるはずです。
この世の全ての現象はプログラミングで表現する事が可能だと言われており、何ができるかと聞かれれば何でもできると答えが返ってくるでしょう。
それで疑問が解決されるはずもなく、やがては挫折してしまいます。
この「ゆとりの儀」ではPythonプログラムを定期的に紹介して行きたいと考えています。(内容は偏るかもしれませんが…)
できるだけ生活に役立ちそうな内容を考えているため、更新頻度は少ないかもしれません。
さらに一部の方にしか使い道が無かったり、プログラムが汚い(汚コード)だったり内容がマニアックな事もあります。
あくまで参考程度に見てもらえればと思います。
プログラミングを続けていれば問題を解決する力と忍耐力、情報検索力が身につき学んで損をすることはありません。
何より使いこなせればスキルでお金を稼げたりするので、ぜひプログラミング能力を磨いてください。
こちらからPythonの実行に慣れた人向けの便利機能について紹介しています。
良かったら一緒に読んでみてください。